介護離職を決意する前に!介護と仕事の両立を考える

家族の介護のために仕事を離職する「介護離職」を選択する人が増えています。

会社や近所など周りの人に介護離職をするべきなのか悩んでいたり、実際に介護離職をした人もいるという方もいるかもしれません。

仕事と介護を両立させるのは大変なことですし、仕事を辞めて介護に専念したいという方もいるかと思います。

しかし、実際に介護離職をすると収入が途絶えてしまったり、社会との繋がりが途切れてしまい、孤立してしまうなど多数のリスクがあります。

そこで今回は介護離職の現状と介護離職を防ぐにはどうすればよいのかについてお伝えします。

 

▼ 介護離職するにあたってのリスクについて

家族が要介護者になり、介護を行う際に介護の負担が大きくなってくるにつれて仕事と介護の両立が難しくなり離職を考える方もいると思います。

しかし、安易に離職を決意しまうと様々なリスクが伴います。

実際に介護離職した場合の様々なリスクを考慮し、離職するかどうかを具体的に考えていく必要があります。

経済的負担

介護離職をすると毎月の月収が途絶えてしまうことになります。

家族の介護をする際には生活費や介護費などの費用がかかります。

十分な蓄えがあると思っていても、介護は長期に渡るケースもあるため、生活が苦しくなってしまう可能性があります。

生活費を減らすだけでなく、介護サービスに掛ける費用も減ってしまいますと精神的負担や身体的な負担も大きくなってしまいますので経済的な負担について具体的によく考える必要があります。

精神的負担

介護を理由に離職をしてしまうと介護に集中することは出来ますが、一方で社会との接点が希薄になってしまうこともあります。

社会との接点が希薄になってしまうと他人との交流が少なくなり、孤独感を強く感じるようになってしまいます。

また、精神的な負担が大きくなると介護者への虐待に発展してしまうこともあります。

身体的負担

介護離職を選択すると家にいる時間がどうしても長くなってしまうため介護に時間を費やしすぎてしまい、身体に負担をかけてしまう場合があります。

また、経済的負担とも関係しますが、収入がなくなることで介護サービスの利用控えるようになり、介護者自身の負担が増えることで身体的な負担に繋がってしまうということもあります。

▼ 介護と仕事の両立について

上記に挙げたように、介護離職は介護者や家族への負担が大きい事なので、よく考えてから決断すべきです。

介護の問題は家族だけで抱え込まず、介護サービスや地域の支援などプロに任せることを検討しながら介護と仕事の両立を考えてみても良いかもしれません。

介護保険で受けられる介護サービスを利用する

介護保険サービスには様々なサービスが存在します。

 

・ヘルパーや入浴介護サービスなどの訪問サービス

・デイサービス、デイケアなどの通所サービス

・ショートステイ

・福祉用具の貸与

 

家族が仕事で留守にする間はヘルパーを利用すれば在宅での介護が可能になります。

デイサービスには送迎付きの施設も多いので1日施設で過ごすことができます。

介護度によって様々なプランを立てられますので、ケアマネージャーに相談してみて下さい。

介護休業制度を利用する

家族に介護が必要になった際に取得できる休業や休暇があります。

詳細については厚生労働省のホームページで確認することができます。

 

【介護休業】

家族が2週間以上にわたり常時介護を要する状態になった際に、家族1人につき通算93日休業できる制度です。

一度状態が良くなった家族が再び悪くなった場合は、3回まで同じように休むことができます。

 

【介護休暇】

要介護状態の家族1人につき年間5日まで介護休暇を取ることができます。

 

【業務時間の短縮など】

要介護の家族を介護がするため、家族1人につき3年以上の期間で時短勤務などが利用できます。

 

▼ まとめ

介護離職には経済的負担や精神的負担など多くのリスクが存在します。

介護終了後に転職ができたとしても、雇用形態が変わることなどによる収入減も考えられます。

また、介護生活にどっぷりと浸かることによる社会からの孤立も精神的な負担を増やす大きな要因となります。

家族の介護をしっかり全うしたいと考える方は少なくありません。

介護離職せざるを得ない状況もありますが、自身の生活を守ることも考えていきましょう。

可能であれば職場の介護制度などを利用したり、働き方を上司と話し合い理解してもらい調整したりすることで、

介護離職という選択を取らなくてもよい方法をまずは考えてみてはいかがでしょうか?